法曹として備えるべき資質・能力を育成するために、法理論を中心としつつ実務教育の導入部分をも併せて実施し、理論と実務との架橋を強く意識した教育を行うことを、金沢大学大学院法務研究科におけるカリキュラム編成の基本に据えています。
これに基づき、各科目群において、次のような教育を実施します。
■法律基本科目群
1年次では,各法分野の概要や基礎的な概念等,理論中心の学習を行います。2年次の各演習では,紛争事例を用いて,法の規定や理論を適用するトレーニングを行います。3年次の各総合演習では,複数の法分野が交錯する事例を用いて,紛争全体を解決する総合的な能力を養成します。2年次・3年次の演習では,少人数の利点を活かし,個々の学生の理解度を把握しながら,教員と学生,学生同士の徹底した質疑応答や討論による授業を行います。
■実務基礎科目群
法曹としての使命感・責任感・倫理観を養うため,「法曹倫理」を学びます(裁判官・検察官・弁護士による共同担当)。これは,実務の現場を体験する「エクスターンシップ」や「クリニック」と一体となって,より深い理解を得ることができます。これらの科目では,北陸3県の弁護士会からの協力を得ることになっています。また,「民事訴訟実務の基礎」「刑事訴訟実務の基礎」では,要件事実・事実認定の基礎や法文書作成の基礎といった実務能力を身につけます。
■基礎法学・隣接科目及び展開・先端科目群
2年次及び3年次では,多様な選択科目を開講し,学生の問題関心や将来の希望に応じた科目選択を可能にします。同時に,地方においては多様な法的紛争を一人の法曹がすべて対処しなければならないため,幅広い法分野に関する学識を身につけることを可能にします。
| 1年次配当 必修科目 |
2年次配当 必修科目 |
3年次配当 必修科目 |
選択科目 | |
|---|---|---|---|---|
| 法律基本科目群 (必修57単位) |
法学入門 公法I 公法II 民法I 民法II 民法III 商法 刑法I 刑法II |
憲法演習 行政法演習 民法演習I 民法演習II 商法演習 刑法演習 民事訴訟法演習 刑事訴訟法演習 民事訴訟法 刑事訴訟法 |
公法総合演習 民事法総合演習I 民事法総合演習II 刑事法総合演習 |
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| 実務基礎科目群 (必修7単位) (選択必修4単位) (選択2単位) |
法情報調査 | 法情報調査 法曹倫理 民事訴訟実務の基礎 |
刑事訴訟実務の基礎 | 模擬裁判 エクスターンシップ クリニック |
| 基礎法学・ 隣接科目群 (選択必修4単位) (選択12単位) |
法理学 日本法の歴史 西洋法の歴史 英米法 刑事政策 政治学 地方自治の現状と課題 公共政策論(政策法務) |
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| 展開・先端科目群 (選択必修12単位) (選択22単位) |
環境法
租税法 国際法適用論 消費者法 医事法 紛争とその法的解決I 紛争とその法的解決II 民事保全・執行法 倒産処理法 社会保障法 労使関係法 雇用関係法 経済法 国際私法 国際取引法 知的財産法 法医学 |
※2年次以降に記載されている「法情報調査」は、短縮コースの学生用の科目です。